アップサイクルへの取り組み

アップサイクルとは現状では価値のないものに手を加えることで、価値のある製品を生み出すというものです。

私達は生活の中にあふれる未利用の資源や、生産現場からなるロスに対して、あらゆる角度から価値を生み出す工夫をしています。

ひとつの資源に対して食品や生活用品といった用途を限定することなく日常を彩る品として提案していきます。

From Bean to Bar

当店のチョコレートはBean to Barの製法からインスピレーションを得て生まれました。

本来チョコレートは、カカオ豆をニブ(胚乳)とハスク(外皮)に分け、ニブのみを原料としています。そして苦味や舌ざわりの悪さから、ハスクは基本的には廃棄されてしまいます。

しかし、ハスクにもカカオ特有の香りがあり、産地やろロースト加減による風味も残っています。栄養面でもGABAやポリフェノール等が豊富に含まれます。そんなハスクでチョコレートが作れるならば、生産者にとっても消費者にとっても新たな選択肢となるのではないでしょうか。

和紙

店の包装にはハスクを漉しこんだ和紙を使用しています。こちらは、京都府宮津市の工房「いとをかし」さんのところで1枚ずつ手作りされています。

和紙特有の触り心地や切り口から感じるぬくもり、2つとして同じ模様のないという出会いがチョコレートと向き合うと時間を一層深くしてくれます。

カカオハスクの可能性

ハスクには食物繊維やGABA、ポリフェノールなどが豊富に含まれています。

本来ならば渋味や苦味の観点からチョコレート製造時には取り除かれてしまいますが、独自の配合によりおいしく仕上げることができました。

カカオ特有の強烈かつ繊細な風味を、産地の違いはもちろんのこと、ナッツやドライフルーツとの組み合わせとともにお楽しみください。